清澄白川

特に何か目的がある訳ではなかったのだけど、前々から気になっていた清澄白川駅周辺を散策。なんでも元・白川藩主の松平ナントカの家だか寺があって、この辺一帯は「白川」というのだ、とかなんとか案内板に書いてあったんだけど、既に昼からしこたま酒を飲んでいて、そんなことはどうでもよくなっていた。どういう理由でこの街に興味を持ったのか?と聞かれても正直困ってしまうんだけど、強いて言えば「キヨスミシラカワ」という音の響きは綺麗だから好きだし、誘われる。

駅を出て地上に出ると交通量の多い道路があって、道路脇には新しめの マンションや中小企業のビルが立ち並んでいる。一瞬「期待外れか…」と思ったんだけど、一本奥の通りに入ると並木があったり、猫がノソノソと歩いいるような下町ムードが漂っていて、なかなかオツな感じ。コンビニで酒を買い、少し歩いて清澄庭園へ。日本中の奇石・名石が集められているというその庭園はよく整備されていて美しかったけど、いかにも街の名所にするために「ここ数年のうちに増改しました」と言わんばかりのテーマパーク感に溢れていて、深みや「味わい」を感じられなかったのが少し残念…。石の他にも芝や苔、まだ紅葉とはいかないまでも枯れはじめた樹木、土橋、コイやカモやネコやムクドリを眺め、緩やかに流れる時間と酒の酔いに身を任せた。

…やっぱり散歩は楽しい。
そして、来週はおいしい新蕎麦が食べたい。